自宅でお茶を点ててみたい方へ…2 御茶処 皆川園の季節のお知らせ
お問い合わせはお電話で:0766-21-0071
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2022年9月8日
涼しく感じる日も増えてまいりました。
これからは重陽の節句に中秋の名月、紅葉や秋の実り、そして茶道では炉開き・口切り茶など様々な題材があります。
冬に移り行く季節を、お茶と共に楽しみたいものです。
前回、必要な茶道具として「茶筅」をご紹介いたしました。
https://minagawaen.sakura.ne.jp/new/detail.php?id=46
今回はお茶碗をご紹介したいと思います。
茶道に使われるお茶碗は、素材も形も模様も実に様々。
どのお茶碗にもそれぞれの良さがあります。
初めてお茶碗を選ぶ際、どこを見て選べばよいのでしょうか?
迷ったときに押さえておきたいポイントをまとめました。
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1.形状
内側の底の部分(茶筅摺(ちゃせんずり))が広く、茶筅を振りやすいもの。
外側の底の部分(高台(こうだい))が水平で、置いたとき安定するもの。
飲み口が内向き、または丸く厚みがあり、欠けにくいもの。
2.表面
茶筅がひっかかりにくく、また洗いやすいもの。
ツヤがあり過ぎず、お茶を点てやすいもの。
3.重さ・厚み
片手でも持ち切れる軽さのもの。
適度な厚みがあり、お茶が熱くても持ちやすいもの。
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初めての方向けにご紹介いたしましたが、絶対にこうというものではありませんので、これを参考にお気に入りを見つけてくださいね。
お茶を点てることに慣れてきたら、ぜひいろいろなお茶碗を使ってみてください。
使用前に数時間水につけ水分を含ませておくと、汚れがつきにくくなり、また熱湯を注いでも割れにくくなります。
使い終わったお茶碗はぬるま湯につけ、洗剤は使わずに布巾や手で優しく汚れを落としましょう。
口をつける部分はとくに丁寧に洗います。
よく乾かし、通気性の良い場所に保管します。
特に長期保管する前には、何日か干して乾かすようにしましょう。
※流派によって異なる部分があります。後にお茶を習い始める場合は、先生にお尋ねになってください。
※表示内容・料金は、2022年9月8日時点のものです。